シェアといってもワークスペースのシェアでなくオフィス兼イベントスペースとして、場所をシェアする新しいタイプの建築です。

渋谷に特化した不動産店舗、事務所の用途を持ち、店舗部分をイベントスペースとしても貸出すことができます。高密に用途が集まる渋谷という地域をシェアすることでその地域をさらに盛り上げようというクライアントの要望はシェアの文化をさらに拡大した新しい取組みになっていると思います。

建築もそれに合わせ、
「道路に開いた半屋外空間」
をキーワードにしながら
「渋谷の広告を立体化する」
という新しいエッセンスを取り入れています。

半屋外空間を作ることで、雨宿りをする人が増えたり、
イベント時は道路の通行人へのアプローチ性が高まり、より街との接点が増えています。

渋谷では企業広告用に短期間の看板貸しが点在していますが、現在は看板面積が正義になっています。面積だけでなく、渋谷の複雑性をそのまま立体化した様な看板性を目指し、シート貼りできる壁をレイヤー状に設け、見る角度や中へ入っていく過程で見え方が変わる、
アトラクションの用に看板デザインをできるようにしています。
（白やシルバーの斜め壁は全てシート貼りできる仕様になっています。）